看護師が受けるストレスの原因で最も多いのが人間関係だと言われています。患者さん、看護師同士の横の繋がり、医者や上司、同僚との関係など色々な立場の人と関わることを考えてみても、大変な現状があることは一目瞭然です。
他の業種や普段の生活でも人間関係をストレスに感じる人は多いです。ただ看護師の場合、医療という常に緊張感が求められる現場で、患者さんやその家族からのクレームや、医者と患者さんとの間に立って板挟みになるケースが多く、人間関係がより強くストレスとしてのしかかってくるという実態があるようです。
ストレスをそのままにしておけば、心や体の不調の原因となってしまいます。そうならないためには、ストレス発散をすることが大切です。同僚や友人に話すことでストレスが発散する場合もありますが、そこでなるべく悪口は言わない方がベターです。特に職場の人と愚痴を言い合うと、話が通じて共感も得られるため、ついつい悪口に発展してしまう場合があります。しかし、個人の悪口は自分自身の評価を落とす原因になってしまったり、それが漏れて誰かに聞かれてしまうこともあるため、大きなリスクとなります。
そのため、悪口ではなく、あくまで「前向き」にストレス発散をすることが必要です。上手にストレスを発散するためには、オンとオフを切り替えることが重要な鍵になってきます。職場のストレスはなるべくプライベートの時間には持ち込まないようにしましょう。自分の趣味や家族、恋人、友人と過ごす時間では極力職場のことは考えず、プライベートな時間を目一杯楽しむことが大事です。その際、ストレスを忘れてしまうような、夢中になれるアクティビティを取り入れて遊ぶことをおすすめします。
笑顔でいること、口を開けて笑うことが心身の健康を促すことは、医学的にも証明されています。緊張感のある職場ではなかなか心から笑えないもの。その分、プライベートで自分が笑顔になれる工夫をするようにしましょう。